2005年11月02日

芸亭

こんばんは
寧楽では、秋の恒例行事である正倉院展が始まりました。
ここ、5〜6年、欠かさず訪れている柘榴。
もちろん、今年も行くつもりです。
ちなみに会期は、11月14日まで。

いつもながら、今宵の柘榴のたわごと(日記)は…

『芸亭』

皆さんは、なんと読むかご存知ですか?
もちろん、『げいてい』ではないんです。
『うんてい』って読むんです。

柘榴が、読めるようになったのは、愛用の筆の名前だったからなんです。
↓これが柘榴の愛用の筆。奈良筆の老舗 花月堂さんのお店のものです。
筆 芸亭.JPG


柘榴も最初は、『げいてい』と読んでいたのですが…。ふらふら
『うんてい』と読むこと
そして、最初の図書館の名前であること

を、教えてもらいました。

芸亭(図書館)の創始者である大納言石上宅嗣(だいなごんいそのかみ・やかつぐ)
石上宅嗣(729~781)は、奈良朝の高官で、仏教の教理を研究して『三蔵讃頌』を著わし、その詩は『経国集』に収められているそうです。
その石上さんがお家の一隅に「外典(げてん=仏教の経典以外の書籍)の院」を設け、いろんな書物を集めて、好学の人々に自由な閲覧できるようにしたんですって。

ホント、今の図書館ですよね。
その『芸亭(図書館)』の場所が奈良市内にあるというので、ウォーキングをかねてお出かけしてきました。
でも、この『芸亭』。
9世紀の始めまで続いたようなんですが、廃絶しちゃうんです。
今は、芸亭伝承地と書かれた顕彰柱と説明板だけが立てられています。
芸亭 顕彰柱.JPG      芸亭 看板.JPG

「日本発の図書館跡なのに、それだけ?」って思いそうですが、そうじゃないんですよ。
その地は、現在、奈良市立一条高校になって、たくさんの学生が学んでいます。
石上さんの向学の意思は今も受け継がれている様に思います。

柘榴も過去を振り返り、「あの時もっと勉強をしておけば・・・・・・」と思うことが多々あります。
でも、過去は過去!
過去に帰ることはできません。
『あの時・・・・・』と思うより今からに目を向けてみませんか?
この言葉、柘榴自身にも言ってます(;^_^Aアセアセ…

今からでも遅くないはず。
季節は、読書や芸術の秋
皆さんも、近くの図書館を訪れてみませんか?
興味のある本が、見つかるかもexclamation&question

ちなみに、奈良県立図書情報館が、明日、11月3日にオープンします。


☆ ☆ 追 記 ☆ ☆
厳密に言うと、『芸亭』の『芸』の字は違うらしいです。
正確には、くさかんむり「十十」の下に「云」を書いた漢字を用いて、『国史大辞典』であらわされているそうです。
柘榴は、『芸』を使わせていただきました。

最後まで読んでくださった皆様
つたない文章(日記)を読んでくださってありがとうございます。
posted by 柘榴 at 20:38| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 寧楽 information | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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